挙筋前転術

挙筋前転術は、眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術治療の一つです。眼瞼下垂は、まぶたの筋肉の機能障害によってまぶたが下がり、視界の障害や見た目の変化を引き起こす疾患です。

手術の過程では、まぶたの筋肉である挙筋を修復し、まぶたを持ち上げるための力を修正します。

手術の流れ

  1. デザイン
  2. 麻酔:局所麻酔
  3. 切開:まぶたの縁に沿って、まぶたの自然な皮膚のラインに沿った切開が行われます。
  4. 修復:挙筋を同定し、必要な場合には弛んだ部分を縮めます。修復された腱膜を瞼板に縫合します。
  5. 閉創:切開部分を丁寧に縫合し、傷跡が目立たないようにします。

術後経過

手術後は、適切な経過観察と処置が必要となります。手術後の経過には、腫れや内出血、痛みなどが一時的に現れる場合がありますが、通常は1-2週間で落ち着きます。場合によっては、もう少し時間がかかることもあります。

症例

施術名挙筋前転術
所要時間約40分
費用両眼:約45,000円(保険3割負担の場合)
治療回数 / 日数1回
リスク痛み、腫れ、創離開、むくみ、皮下出血・血腫、感染、傷跡、目元の左右非対称、低矯正・過矯正、目の一時的な閉じにくさ、ドライアイ、視力・乱視の変化、ふたえ線の乱れ、眼脂・涙の増加、再発など

よくある質問

どのような症状がある人に適していますか?

まぶたが重い・開けにくいと感じている、まぶたの開きが悪く視界が遮られている、おでこにシワがある、など眼瞼下垂の症状がある方に適した治療です。

術中の痛みはありますか?

局所麻酔を使用しますので、局所麻酔時のお痛みがあります。その後は麻酔が効いているのでお痛みはありません。

術後の痛みはどのくらい続きますか?

術後数日程度はお痛みが続く可能性がありますが、処方される鎮痛剤で抑えられる程度のお痛みであることがほとんどです。

術後の腫れはどのくらい続きますか?

術後の腫れのピークは術翌日〜3日目までであることが多いです。1週間程度で腫れは落ち着いていきます(個人差あり)。

傷跡は目立ちますか?

切開線は、二重の線と一致するので、傷跡は徐々に目立たなくなっていきます。

化粧はいつからできますか?

抜糸後から可能です。

コンタクトレンズはいつから使用できますか?

コンタクトレンズは抜糸後から使用していただけます。

洗顔はいつから可能ですか?

洗顔は翌日から可能ですが、創部を擦ったりしないようにしてください。

術後に気を付けることはありますか?

腫れが長引いたり、傷から出血するリスクがるため、術後1週間程度は激しい運動や飲酒、入浴など代謝が上がる行為は控えてください。

おすすめの治療

前の記事

ボトックス
形成外科

次の記事

除皺術