下眼瞼脱脂術(クマ取り)

下眼瞼のふくらみの原因

眼球は、頭蓋骨のくぼみである眼窩(がんか)の中に収まり、眼窩脂肪によってクッションのように支えられています。本来、この脂肪は靭帯などの眼球支持組織によって適切な位置に保たれています。しかし、さまざまな要因でこのバランスが崩れると、脂肪が前方へ押し出され、目の下が膨らんで見えるようになります。

  1. 加齢による眼球支持組織のゆるみ

加齢により靭帯をはじめとする眼球を支える組織が少しずつ緩むと、眼球がわずかに下方へ移動し、眼窩脂肪が前に押し出されやすくなります。その結果、目の下に膨らみが生じ、クマやたるみが目立つようになるのです。

  1. 遺伝的要素

生まれつき眼窩の容積と比較して眼窩脂肪が多すぎると、眼窩内に収まりきらず、若い年齢でも目の下のふくらみが目立つようになります。
これは遺伝的な要因が強く、家族にも同じような目元の特徴が見られることが多いです。

経結膜下眼瞼脱脂とは

局所麻酔後、下まぶたの裏側(結膜側)を小さく切開し、クマの原因となる「眼窩脂肪」を切除します。
皮膚ではなく結膜側を切開するため外から傷跡が見えず、縫合の必要もないため、腫れや内出血などのダウンタイムが短いのが特徴です。

まぶたの裏側は1カ所だけを切開しますが、仕上がりのバランスを整えるため、脂肪は複数のポイントから少しずつ丁寧に取り除いていきます。ある程度除去した段階で、座っていただき、ふくらみの具合や左右差を確認します。そのうえで、必要があれば追加で脂肪を切除して調整します。

目の下の「Tear trough」と呼ばれる凹みが目立つ場合には、脂肪を注入して改善を図ることがあります。当院では切除した眼窩脂肪を利用するため、太ももなどから新たに脂肪を採取する必要がありません。

経結膜下眼瞼脱脂術がおすすめな方

・下まぶたのたるみが気になる

・クマが気になる

・疲れていないのに疲れているように見える

・ダウンタイムが短い施術でたるみやクマを改善したい

術後について

手術当日からシャワーは可能です。目の周りはやさしく洗ってください。
皮膚の表面に傷はつかないため、抜糸の必要はありません。メイクは翌日から可能です。ダウンタイムはおおよそ1週間程度ですが、最終的な仕上がりが安定するのは約3か月後となります。
合併症のリスクが高くなるため、術後7日間は激しい運動は避けてください。
コンタクトレンズの使用は、7日間はお控えください。

治療に伴うリスク

  • 患部の腫れ、内出血

個人差はありますが数日~1週間ほどで消失します。

  • 感染、出血、アレルギー、血腫の形成
  • 症状の残存、再発、左右差、小皺が増える

術後、細かい修正が必要になることがあります

料金

通常料金:149800円(税別)

モニター料金:89800円(税別)

※モニターには、審査があります。詳しくはLINEで、ご相談ください。

一般皮膚科

前の記事

花粉症
美容外科

次の記事

二重埋没法