日焼け止めに関するよくある質問

当クリニックでは、患者様から日焼け止めに関する多くのご質問を頂いております。以下に、代表的な質問とその回答をまとめました。

Q: 日焼け止めと外用剤(治療薬や保湿剤)、どちらを先に塗ればいいの?

A: 先に保湿剤や治療薬を塗布した後、その上から日焼け止めを塗布してください。この順番を守ることで、治療効果を損なうことなく、日焼け止めの効果も発揮されます。

Q: 昨シーズンの残った日焼け止め、今年使っても大丈夫?

A: 皮膚の弱い方は、日焼け止めに限らず、古い化粧品でトラブルを起こしやすいため、1年以上経過した製品は使用を控える方が賢明です。

Q: UV-Bは窓ガラスに吸収されますが、UV-Aは透過してしまいますか?

A: はい、UV-Aは透過します。日差しが窓から入り込む場合、室内でも紫外線対策が必要です。例えば、「紫外線防止フィルム」を窓ガラスに貼るなどの方法も有効です。

Q: 子供用の日焼け止めを選ぶポイントは?

A: 紫外線防御剤には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。紫外線吸収剤は軽くて使用感が良い反面、敏感肌には刺激がある場合があります。一方、紫外線散乱剤は皮膚の表面で反射するため、敏感肌や小さなお子様にはより適しています。また、アトピー性皮膚炎などの疾患をお持ちのお子様の場合は、必ず医師に相談してください。

Q: 光老化は努力すれば防げるの?

A: 光老化は年齢と共に進行するものですが、紫外線対策を徹底することでその進行を遅らせることが可能です。特に、紫外線対策を早いうちから始めることで、将来的な皮膚の健康を保つことができます。若いうちからの紫外線対策をお勧めします。

日焼け止めに関する正しい知識を持つことで、肌を健康に保つことができます。