股部白癬(こぶはくせん)

股部白癬(こぶはくせん)は、白癬菌と呼ばれる真菌の感染によって引き起こされる皮膚の病気です。股部(陰部周辺や大腿部内側)に発生することが一般的ですが、腹部や臀部、会陰部などでも見られることがあります。股部白癬は、湿度や摩擦の多い場所で特に頻繁に発生しやすく、かゆみ、発赤、びらん、ふけなどの症状を引き起こすことがあります。

治療

  1. 抗真菌薬の外用:抗真菌薬を塗布することによって真菌の繁殖を抑える治療です。クリームやローションなどの外用薬が一般的に使用されます。治療期間は数週間から数か月にわたることもあります。
  2. 抗真菌薬の経口投与:重症な場合や外用治療が効果的でない場合には、抗真菌薬の経口投与が行われることがあります。
  3. 衛生習慣の改善:股部白癬の再発を防ぐためには、適切な衛生習慣が重要です。清潔な状態を保ち、股部を乾燥させること、汗をかいた後や水に濡れた後は、速やかに拭くことが推奨されます。
一般皮膚科

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